安全に関する教育及び研修(2022年8月)

乗務員全体研修(令和4年度第1回)

当社では輸送の安全に関する教育及び研修について、 毎月の乗務員教育に加え年2回専門講師に教育資料の作成を依頼し乗務員に対する研修を行うことで輸送の安全性向上に努めております。
令和4年度第一回目の研修についても、大人数が集まっての開催をせず、グループ分けをすることで感染対策を講じて各営業所で実施いたしました。

安全に関する教育及び研修(2022年8月)
安全に関する教育及び研修(2022年8月)
安全に関する教育及び研修(2022年8月)

1.乗務中(運転中)の携帯電話(スマートフォン)操作の禁止

運転中の携帯電話操作については、通話や画面操作をしながらの交通事故が後を絶ちません。厳罰化されたにもかかわらず、 運転中の携帯電話操作が原因での悲惨な事故が発生しております。弊社では、「乗務中(運転中)の携帯電話及びスマートフォンの使用に関する規定」を作成し、 今回の研修で改めて乗務員への指導を行いました。運転中に道路情報が気になる。または着信があった場合など、 心理的に「ちょっとくらいなら大丈夫」と思ってしまうこともあるかと思いますが、その際にはSA/PAなど必ず安全な場所に停車してから情報を収集するなど、 まずは「運転操作を中断」するように指導いたしました。
業務中以外でも、自家用車の運転中はもちろんのこと自転車を運転しながらや歩きながらの操作でも事故やけがにつながる恐れがあることを学びました。

2.車両火災発生時(緊急時)における緊急対応について

今回は車両火災発生時にお客様を安全、確実に誘導するためにはどうしたらよいか。ということを題材に研修を実施しました。 車両火災自体があまり馴染みのない話で、実際に発生した際に運転者の行動(初動)でその後のお客様の安全確保に大きな違いが出ることが予想されます。 お客様の安全確保を最優先とし、そのために最善を尽くす。冷静沈着に行動する。対応の基本として資料にはこのように記載してありますが、 実際にその場に居合わせた際にどのような行動をとればよいのかを参考資料を基に学習しました。参考資料などで理解はしても、 実際に火災現場でスムースにお客様の誘導や機械の操作を行うことは難しいと思うので、管理者も含め従業員全員に実際に避難が必要な時に、 素早く正確に行動できるように定期的に訓練を行う必要性を感じました。また負傷者がいる場合の救出・救護も必要になってくるため、 負傷者がいる際の運転者の基本動作や留意点について学びました。

3.ヒヤリハット事例

弊社では、毎月各営業所より「ヒヤリハット」の事例を集めています。はじめは中々集まらなかった事例も、 管理者の粘り強い声掛けで次第に情報が多く集まるようになってきました。その他にも、管理者がドライブレコーダー内のイベントを一つ一つ確認して、 ヒヤリハット事例を見つけ出す作業を行っています。乗務員の中には「ヒヤリハットに感じない」という理由で報告を上げない例もあります。 ヒヤリハットを報告することがかっこ悪い。運転技術が未熟だと思われる。などが報告しない理由ですが、そうではなく、 なぜその情報が必要なのかを理解してもらうために今回の研修内容にしました。
月次の教育でも実際の動画を使った教育を行っていますが、今回の研修においても集まった材料の中からピックアップした動画を教材として使用し、 研修を行いました。

4.交通安全の取り組み

「夏の全国交通安全運動」が実施される時期でもあり、地域によって実施日の違いや、スローガン、 運動重点が違うことから営業所毎にその内容を基に研修を進めました。コロナウィルス感染拡大から3回目の夏を迎え、 人流が多くなることが予想されます。子供や高齢者をはじめとする歩行者の安全確保を徹底し、 事故防止のための努力を怠らないように指導いたしました。

引き続き、弊社の安全基本方針である「安全はすべてに優先する」を合言葉に、
恒常的に安全意識を高めながら業務に邁進してまいります。

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