株式会社 ATLINER-運輸安全マネジメント2022-
株式会社 AT LINERにおいては、「運輸安全マネジメント」に基づき、輸送の安全を確保するために、以下の通り全社員一丸となって取り組んでおります。
1.輸送安全に関する基本的な方針
(1)代表取締役は輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、社内において輸送の安全確保に主導的な役割を果たしてまいります。また、現場における安全に対する声に真摯に耳を傾けるなど現場の状況を十分に踏まえつつ、社員に対し輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させます。
(2)輸送の安全に関する「計画の策定、実行、チェック、改善(Plan Do Check Act)」を確実に実施し、絶えず輸送の安全性の向上に努めてまいります。また、輸送の安全に関する情報については、積極的に公表します。当社では「安全の最優先」「関係法令の遵守」「安全の推進と継続的改善」を安全理念として全社員が一丸となって輸送の安全を確保します。
2.輸送の安全に関する重点施策
(1)前条の輸送の安全に関する方針に基づき、次に掲げる事項を実施しております。
- 輸送の安全確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令及び安全管理規定に定められた事項を遵守いたします。
- 輸送の安全に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行う様努めます。
- 輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な是正処置又は予防処置を講じます。
- 輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を伝達、共有いたします。
- 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し、これを的確に実施いたします。
(2)持ち株会社及び傘下のグループ企業が密接に協力し、一丸となって輸送の安全性の向上に努めます。
3.事故統計(2021年度 自動車事故報告規則第二条に規定する事故)
人身事故 | 0件 |
物損事故 | 7件(車庫内等での事故は5件) |
健康起因 | 0件 |
4.輸送の安全に関する目標
当社では、輸送の安全に関する目標を達成するために以下の項目を全社員一丸で取り組んでまいります。
(1)道路交通事故による死亡・重傷者の撲滅
2021年度の人身事故件数(運輸支局へ報告を要する重大事故)は0件でした。今年度についても、「安全を最優先」とし重大事故ゼロを維持してまいります。
(2)走行距離540,000㎞以上の総事故発生件数1件以下に抑える
2021年度535,000㎞ → 1件
昨年度については、新型コロナウィルスの影響で運休期間も長く、年間の総走行距離は通常より短くなっています。事故発生1件当たりの走行距離については53.5万㎞で発生していました。今年度は1事故の発生距離についての目標を設定し、1件でも事故を少なくできるようヒヤリハットや事故事例を用いた教育を行い、事故削減に努めてまいります。
(3)健康起因の事故防止
2021年度は、健康起因の事故は発生しておりません。引き続き新型コロナウィルスやインフルエンザ等の感染症予防に努め、また年2回の健康診断や日頃の乗務員とのコミュニケーションを通じて乗務員の健康状態を把握し、いつもと違う変化が見られた時には乗務員への聞き取りを行い、乗務員交代などの対応をすることで乗務員の健康管理と輸送の安全を確保してまいります。
5.輸送の安全に関する計画
輸送の安全に関する目標を達成するために、以下の計画を作成いたしました。
(1) 輸送の安全に関する目標を達成するために、毎月行っている指導教育及び年2回行っている乗務員全体研修において運行管理責任者と取締役との意見交換を含め、輸送の安全に関する研修を行っております。
- 関係法令の遵守
- 輸送の安全に関する教育の実施(全体教育を年2回実施・その他毎月の乗務員指導教育)
- 外部からの講師を招いての運転者教育・健康管理教育
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査の実施
- 規制薬物使用検査の実施
- 駐車場内(SA/PA等)での事故撲滅運動の実施
- デジタコ式運行記録計による評価の実施
- 年1回全社員の運転記録証明書の取得及び確認
- 内部監査の実施
(2) 輸送の安全に関する目標を達成するため、必要となる人材育成の為の教育及び研修に関する具体的な計画を策定し、着実に教育及び研修を実施いたします。
1.乗務員教育
イ.計画に基づいた乗務員指導の毎月の実施
ロ.データベース化したヒヤリ・ハット情報の全社共有及びその活用
ハ.乗務員教育(初任教育)及び定期研修(3年毎NASVA実施の一般診断受診後)
ニ.デジタコによる安全・省エネ運転の評価
2.運行・整備管理者教育(取締役を含む)
イ.経営管理者層の教育(リスク管理セミナー・NASVA安全マネジメント講習に参加等)
ロ.運行管理者・運行管理補助者の教育(運行管理一般・基礎講習、適性診断活用講習、安全マネジメント関係講習等)
ハ.整備管理者の教育(整備管理者講習等)
3.飲酒運転防止教育
イ.飲酒運転防止インストラクターの養成
4.健康管理
イ.睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査と結果に伴うアドバイス等
ロ.健康診断時の頸動脈検査の実施
ハ.規制薬物使用の検査
6.運輸の安全に係る内部監査の結果並びにそれに基づいた措置
当社は、安全管理規定に基づき、2021年に輸送の安全に関する内部監査を実施した結果、大きな指摘事項はありませんでした。引き続き適正な管理・運営を続けてまいります。