乗務員全体研修(令和7年度第1回)
当社では輸送の安全に関する教育及び研修について、 毎月実施している乗務員教育に加え、年2回教育資料を作成のうえ研修を行い、輸送の安全性向上に努めております。令和7年度第一回目の研修は、大阪・東京の2拠点で実施いたしました。
1.① 交通事故と健康管理に関する講義


自動車事故対策機構様のご協力のもと、交通事故の発生状況や健康管理に関する講義を行っていただきました。実際に発生した事故映像を視聴しながら、事故の要因を振り返り、未然に防ぐためには何が必要だったのかを乗務員同士で考える機会となりました。旅客自動車運送事業に従事する者として、安全運行に努めていく決意を新たにするとともに、今年度の目標「健康起因の事故ゼロ」に向けて、健康管理の重要性についても改めて学びました。
2.睡眠の質向上への取り組み


特に、バスドライバー、とりわけ夜行のバス乗務員とって「睡眠」は極めて重要な要素です。弊社では年1回、SAS(睡眠時無呼吸症候群)検査を実施し、必要に応じて専門家によるカウンセリングを行っております。睡眠の質を高めるための助言を受けながら、「しっかりと身体を休める」ための取り組みを、管理者も一体となって進めております。今回は事前に専門家に宿舎を視察していただき、睡眠環境の改善に関する意見をいただきました。今後もその意見を踏まえながら、従業員がより良い睡眠を確保できる環境づくりに取り組んでまいります。
3.プロドライバーとしての基本動作


バスに限らず、日々の通勤や私生活で車を運転する際、私たちは「認知・判断・操作」という基本動作を常に繰り返しています。このいずれかが欠けただけでも、事故は発生しかねません。特に事業用自動車を運転する者にとって、事故が社会問題に発展し、本人や会社、関係者にまで大きな影響を及ぼす恐れがあります。同じルートを毎日運転していても、道路状況は常に変化します。プロドライバーとして基本に忠実な運転行動を継続し、事故を未然に防ぐ姿勢の大切さを改めて学ぶことが出来ました。
今回の研修で得た学びを今後の安全運転に活かし、「安全はすべてに優先する」という当社の安全基本方針のもと、これからも安全意識の向上に努め、業務に邁進してまいります。
